こんにちは、CDDYです。
コロナウィルスが世界的に猛威を振るう中、世界一うまく抑え込めていると言われているシンガポールですが、また5月からソフトロックダウン(Phase 2HA)が始まり、規制が厳しくなりました。
シンガポールは厳しい規制で早期にコロナをコントロールすることで、他の国よりも自由でストレスのない生活を実現しています。
この規制は様々なルールがあり、且つシンガポール政府がスピーディーに対応しまくる為に、我々個人の正確な情報収集と理解が非常に重要になります。
去年のサーキットブレーカーの経験などから、私が考えるこれだけは知っておくべきこと、用語・略語、情報収集方法などをまとめました。
最近渡星された方、これから渡星を考えている方は一読しておくだけでだいぶ違うと思います。
- 何より大事な基本事項3つ
- コロナ関連で知っておくべき用語、略語など。
- COVID-19 = コビッドナインティーン
- SMMs = Safe Management Measures セーフマネジメントメジャーズ
- QO = Quarantine Orders クアランティンオーダー
- CB = Circuit Breaker ブレーカー
- Phase 1-3=フェーズ1から3
- SE:SafeEntry セーフエントリー
- TT:TraceTogetherトレーストゥゲザー(アプリ)
- TTT:TraceTogether Tokenトレーストゥゲザートークン
- TTSH:Tan Tock Seng Hospital タントクセンホスピタル
- SDA : Safe Distancing Ambassador セーフディスタンシングアンバサダー
- SHN=Stay Home Notice ステイホームノーティス。
- WFH=Work From Home ワークフロムホーム
- HBL=Home Based Learningホームベースドラーニング
- MOH = Ministry of Health ミニストリーオブヘルス
- NTUC:エヌティーユーシー
- Shen Siong:シェンション
- レドマ:レッドマート
- 重要な情報ソースなど
- おわりに
何より大事な基本事項3つ
- 政府指示には絶対に従う。
- 毎日最新情報を入手する。
- 疑問があれば必ず行動の前に確認。
1. 政府指示には絶対に従う
シンガポールでは政府に歯向かっても勝てません。無駄なことはせずに従いましょう。
例えば集会禁止に反してパーティーした外国人がビザはく奪されたとか余裕であります。
2. 毎日最新情報を入手する。
コロナの状況に対応すべく、政府からの指示はよく変更になります。
朝と夜で変わっていることさえあります。
例えば昨日まで5人で集まれていたのに翌日からは2人まで、とかもあります。
土日でも政府案内が出るので、何か大きな変更がないかどうか毎日チェックすべきです。
3. 疑問があれば必ず行動の前に確認。
「こういう場合はどうだろう?」と疑問がある場合は、勝手に判断せずに必ず確認すべきです。
知らず知らずにルール違反をしても、ごめんじゃすみません。
シンガポールは本気です。
ルールに従えばとても快適に暮らせます。
ルールに従えない人は残念ながらシンガポールで暮らすのは向いていません。
コロナ関連で知っておくべき用語、略語など。
続いては頻出のコロナ禍のシンガポールで絶対覚えておくべき用語、略語。
GoogleやDeepL翻訳で英語を日本語に訳することはできますが、略語などは全然違う意味になってしまうこともあります。
シンガポール特有の単語、固有名詞、略語などは抑えておきましょう。
COVID-19 = コビッドナインティーン
新型コロナウイルス感染症のこと。
一般的にコロナではなくコビッドと呼びます。
過去にチャイナウィルスやウーハンウィルスと呼ばれていたこともありますが、差別を助長しかねないのでCOVIDと呼びましょう。
SMMs = Safe Management Measures セーフマネジメントメジャーズ
安全管理措置。
COVID-19下でのさまざまなルールのこと。
最新のSMMを理解しておく必要があります。
QO = Quarantine Orders クアランティンオーダー
強制隔離命令。
濃厚接触者(Closed Contact)と認定された場合、政府からSMSが届き、すぐさま隔離生活させられます。
身に覚えがなくても、ある日突然訪れます。
人混みなどは避けて大人しくしておきましょう。
CB = Circuit Breaker ブレーカー
シンガポールのロックダウン。
2020年4月から6月にかけて実施されたもの。
最近はみんな「CBにだけは戻りたくない」と真剣に政府の言うことを聞いています。
Phase 1-3=フェーズ1から3
CB解除後の段階的規制緩和のこと。
1が厳しく、3が一番緩い。
少し前にPhase3まで行きましたが、感染がまた拡大したことで逆戻りして、現在(2021年5月29日)はPhase2 HAという段階にいます。
具体的に何が禁止で何はOKなのか、綺麗にまとまっている↓こちらを見ればよくわかると思います。(Mothershipより)
注:上から6つ目のSingapore Poolsはシンガポール版宝くじ売り場のことです。
SE:SafeEntry セーフエントリー
建物の入り口などでピッっとスキャンして行動履歴を取るあれ。
ほとんどの建物に出入りする際は必須となっています。
これを使って濃厚感染者やルートの追跡を行っています。
入場の時はチェックイン、退出の時はチェックアウト。
後述のTTアプリやTTTを使います。
チェックアウト忘れに注意!
TT:TraceTogetherトレーストゥゲザー(アプリ)
主にSE(セーフエントリー)の為に使う携帯電話のアプリ。
アンドロイド、iPhone版どちらもあリます。
ブルートゥースを使って自動で周りの他の携帯電話や下記のTTTと情報をやり取りしていて、いざと言うときに濃厚接触者をトレースします。
昨年はこのアプリを使わずに二次元バーコードを読み取ってブラウザ経由でチェックイン、Singpassを使ってのチェックインなども出来たが、今はTTアプリかTTTが必須となっています。
ワクチン接種ステータスもここに表示されるようになったりと進化が進んでいます。
政府が重犯罪の捜査のためにこのデータを使用すると発表して話題になりました。
TTT:TraceTogether Tokenトレーストゥゲザートークン
ケータイのアプリを使えないような高齢者や子供をメインターゲットとした、たまごっちくらいのサイズのデバイス。
ブルートゥース内蔵で、周りの他のTTTやTTアプリ搭載携帯と情報のやり取りをしている。
ショッピングモールや病院など、入り口でチェックインしますが、チェックアウト機能はありません。
CC(コミュニティセンター)等で無料で貰えて、様々な形状があるけれど機能は一緒。
3か月程で電池が切れるので、定期的に交換する必要有。
下記のサイトから最寄りの入手場所が検索できます。
TTSH:Tan Tock Seng Hospital タントクセンホスピタル
Novenaにある色々と歴史のある病院。
ここでクラスタが発生してシンガポール中が騒然としました。
TTSH勤めというだけで差別される事件などが発生し、首相がTwitterでコメントをする等大きな話題となりました。
SDA : Safe Distancing Ambassador セーフディスタンシングアンバサダー
ショッピングモールなどにいる赤いポロシャツに名札を下げている、コロナの安全距離等のルールが守られているか見守ってくれている監視員。
政府がバイトで雇っていることが多いみたい。
若いスタッフも多くあまりプロっぽく見えないのですが、従わなかったり反発したら罰金や厳罰対象なので注意。
SHN=Stay Home Notice ステイホームノーティス。
自宅やホテル、専用施設での隔離のこと。
ハイリスク国からシンガポールに入国すると3週間ほど強制的に隔離されます。
WFH=Work From Home ワークフロムホーム
自宅勤務のこと。
今(Phase2 HA) は原則WFHしか認められいません。
どうしてもWFHが出来ない職種など例外はありますが、
WFH出来るのに出勤しているとMOMからペナルティが課されることがあります。
HBL=Home Based Learningホームベースドラーニング
自宅学習。学校へ行かずにオンラインなどで家から学習するもの。
親御さんの負担が大きい。
現在Phase 2HA期間中はHBLが実施されています。
MOH = Ministry of Health ミニストリーオブヘルス
シンガポールの保健省。
ここから毎日COVID-19関連の情報が発信されます
NTUC:エヌティーユーシー
本来は労働組合NTUC(National Trade Union Congress)のことだが、
一般的にはNTUCが運営するスーパーマーケットFairpriceのことを指すことが多い。
Shen Siong:シェンション
ローカルの大手スーパーマーケット。
コロナでの対応が素晴らしいエクセレントカンパニー。
去年はコロナの影響で売り上げ爆上げ、ボーナス最大16カ月で巷を騒がせました。
オーナーの豪邸紹介がYoutubeにあります。
レドマ:レッドマート
オンラインスーパーの大手。RedMart。
Phase2HAが始まって予約が取りにくくなりました。
以前はRedMartとして単体のアプリでしたが、
Lazadaに吸収され現在はLazadaのアプリの中からRedMartを選択してアクセス。
重要な情報ソースなど
最新情報を常に入手する方法おすすめを4つご紹介します。
英語に自信がない場合でもとりあえずここをチェックして、Google翻訳かDeepLに放り込むだけで大体の情報は掴めます。
- Whatsapp のGov.sgを購読
- MOH Websiteを確認
- Twitterを利用
- ローカルのテレビ、新聞、ニュースサイト等を見る
1. WhatsappのGov.sgを購読
go.gov.sg/whatsapp に登録すると毎日の感染者情報や、SMMsの更新があった場合などにWhatsappメッセージが届きます。
忙しい場合はとりあえずこれだけでも見ておけば最低限の状況を把握できます。
実際に届いたメッセージの例はこちら↓画像が多用されていてとてもわかりやすいです。ワクチンの情報なども。
登録はこちらから。go.gov.sg/whatsapp
2. MOH Websiteを確認
確実安心な1次情報。政府発表の詳細がこちらから見れます。
3. Twitterを利用
日本人コミュニティで最新情報が飛び交っています。
同じような疑問を持っている方も多いので、質問したら様々な方が助け合っています。
シンガポールツイッターコミュニティはびっくりするくらいみんな思いやりがあって本当に素晴らしいです。
みんなありがとう。
おすすめのフォローすべき方々
最新のシンガポールのCOVID情報ならこの二人。
@uniunichan
@studySingapore
コロナ禍でもお得な情報(デリバリとか諸々)ならこの方
@akmrsg
ステイケーション情報ならこの方
@Maymeh6
その他にも多くの素晴らしい方々がいらっしゃいますが、鍵付きだったり様々なので、ここでは上記4名だけ勝手にご紹介させていただきました。
皆様いつも情報発信ありがとうございます。
4. ローカルのテレビ、新聞、ニュースサイトなど
大手の新聞、テレビ、ニュースサイトなど
- Straitstimes https://www.straitstimes.com/
大手新聞社のStraitstimes。
情報が早いです。
テレビ局のチャンネルニュースアジア。
情報が早く素晴らしい。
- Mothership https://mothership.sg/
幅広い情報を扱っている人気サイト。日本の有名人ネタとかまで扱うので情報量多め。
上で紹介したPhase毎の制限表(インフォグラフィック)はこの Mothershipのもの。
タグでCOVID-19があるのでこれを見るのがおすすめ。
日本語の情報なら
超おすすめ。
上のツイッターでも紹介させていただいたうにうにさん。@uniunichan
このブログのコロナの記事の日付は2020年1月25日になっていますが、そこから毎日更新してくれていますのでこのページで間違いありません。
世界一(私調べ)シンガポールのCOVID情報を最初から現在まで綺麗に時系列でまとめて下さっている。
政府ウェブサイトなど、情報のソースもしっかり明記。
コロナ以外でもVisa関係等うにうにさんのブログにお世話になった日本人は多いと思う。
- 在シンガポール日本人大使館 https://www.sg.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid19.html
定期的にアップデートされていますが、最新情報が欲しい場合は上記の他のソースがおすすめです。
おわりに
この記事はちょっとした紹介程度で考えていたのですが、書き出すとなかなかの長文になってしまいました。
シンガポールは規制が多いですが、自由になるための一次的な不自由なので、不満を持つ人はとても少数です。
それよりも、政府が本気で迅速に対応してくれる為、政府を信用してみんな安心して暮らしています。
みんなが出来ることをしっかりとやって、早くコロナ前の生活に戻れるよう、気を緩めずに頑張っていきましょう。
疑問、質問などありましたらTwitterでお問い合わせください。